
時を刻むだけが腕時計の作業ではありません。そのデザインや存在感もまた重要な要素です。特にインデックスを引くデザインのハザマに生まれたのが、ブルガリのスネークハンド トゥボガスコレクションです。このシリーズはブランド名にふさわしく、高級感と個性が共存する逸品ですが、それだけではなく時刻とともに“変化”するデザインの繊細さでトピックをさらっています。
ファーストにこの時計に注目したのは、いつもの通勤電車の中でした。ふと見た隣の紳士用が、その腕にミステリアスかつエレガントな雰囲気をたたえた『蛇』を巻いていたのです。興味を引かれ後で調べたところ、まさにそれがこのスネークハンド トゥボガスシリーズだったという偶然! チューブのようにしなやかに巻かれたデザインは、いかにも生きている蛇のようで、見る者を私知らず魅力してしまうような強いインパクトを与えます。
特徴としては、他のシリーズに比べてミニマルなダイヤルデザインが挙げられます。その代わり強調されるのは、スラっと伸びたメタルのシェイプと高級感あふれるれる素材、そして圧倒的なシンボリックデザイン。対となるものはほとんどありません。比較すると、同じようなデザインとしてロレックスの「オイスター」シリーズがありますが、こちらはむしろクラシックなルックでスタートポイントが異なります。
日常のドレスウォッチにしのばせることで、自動巻き時計の中に密かに潜む自信と華やかさを養ってくれる、そんなアイテムではないでしょうか。ビジネスシーンよりも、オフのリラックスシーンや少しおしゃれをしてシティパトロールというシーンが良く似合うう、それが「スネークハンド トゥボガス」のエッセンスと言えるかもしれません。
総じて、腕に巻いたジャンピングから異なる何かに変わるマジックのようなセンスを体験させてくれるこの時計。もし時計を超えるアドベンチャーをし、ライフスタイルの中に“ちょっとした非日常”を取り入れたいと思ったなら、手にしてみる価値は分にあります。この蛇の時計が新たなあなたのスタイルに、どのようなイノベーションをもたらすのか。新しい自己表現を始めるチャンスです。