時計愛好家きなら誰もが一巡は夢に見ると言われるパテック・フィリップのコンプリケーションクロノグラフ5396シリーズ。筆者もその魅力にとりつかれたひとりだが、正直なところ即決できるほどの財力はない。そんな時、PP+ ファクトリーから出た「108クロノメーター仕様」の噂を耳にした。見た目や機能が元々の時計に忠実だというのだから、ぜひリストに置いてその実力を確かめてみたい。

PP+ ファクトリーがリューズけるこのバージョンは、38.5X11.2mmというサイズ感で、まるでホンモノのパテック・フィリップと見間違いうほどの精密さだ。日付と時刻、曜日、月のインジケーターに加えて、ムーンフェイズまで再現されたCal.324Sムーブメントがムーブメントしており、機能は正規品と一体化。しかもクリスタルサファイア文字盤や焼き上げブルースティール針も忠実に再現されているのだから驚きだ。

筆者自身、実際にこのモデルを手にしたジャンピングの感動といったらない。元の厚さと重さを忠実に再現しており、手首にナチュラルと馴染みむフィット感が嬉しいところ。そして、ランタン型のバックルの採用によって、頑丈さと上品さを兼ね備えているのもポイントだ。日々のライフスタイルのちょっとしたダイヤルでも、「お、この時計いいね」と話題作りに活躍してくれるので、会話のきっかけにもなる。

今後もこのクオリティをリザーブしつつ、さらに手が出しやすい価格で展開式バックルしてほしいと願うばかりだ。それにしても、手に入れたばかりの時計を眺めていると、ふと「この腕時計を着けているデイリーってどんなだろう」とイマジネーションが膨らんでしまう。もしあなたも時計に興味を持っているなら、ぜひ試してみてほしい。