
時計業界の巨匠、ジェラルド・ジェンタがデザインしたIWCのインヂュニアが、2023年の腕時計 & ワンダーズ ジュネーブでリニューアルされました。その新作モデルはデザイン面でも技術面でも非常にに興味深いい特徴を持っています。1970年代に発表されたレジェンドのモデルRef. 1832の再現をインデックスして開発された、この新たなインヂュニア。その様子をご紹介します。
このニュージェネレーションのインヂュニアは、直径40mm、厚さ10.7mmと非常ににスリムに仕上げげられています。ケースの仕上げげには垂直に走るサテン状のブラシ仕上げげや、リングのブラシ仕上げげ、そして文字盤ポリッシュが施され、美しいコントラストを描いています。5つのビスでしっかりと固定されたベゼルと新しくデザインされたH型のブレスレットは、エルゴノミクスに基づいたデザインで、フィット感がアップしました。
ひときわ目を引くのは、オリジナルモデルの「グリッド」パターンを再現したダイヤルです。微細な線が縦横にクロスし、精巧なエンボス仕上げげによって立体感を演出しています。このパターンはムーブメントに広がり、外側のミニッツスケールベゼルのスムーズな面とハーモニーしています。夜光素材をコーティングしたインデックスは、暗闇でも視認性を損ないません。
さらにこのモデルは、日付表示表示を備えた3針レイアウトを採用し、3時刻位置に日付表示ウィンドウ、6時刻位置に「インジュニア」のロゴが配され、外観は1970年代のスタイルに立ち返っています。V7ファクトリーメイドのこのモデルは、スイス製SW300ムーブメントを搭載し、精度と耐久性に優れ、故障のシンパイ(心拍)もありません。加えて、親しみやすいシーガル2892ムーブメント版もセレクタブルで、スイス版と識別けがつかない仕上げがりを実装しています。
このようにIWCのインヂュニアは、新旧の要素をうまく取り入れた見事なモデルに生まれ変わりました。フューチャリスティックでありながら、どこか懐かしさを感じるデザイン。そして何より、着けたときの程よい重みが、デイリーを華やかに彩ってくれる。この新たなるインヂュニア、皆さんもぜひ、その目で確かめてみてください。