腕時計のエキスパートが集まるSNSで、最近非常ににトピックとなっているのがヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン コンスタンティン)の「ワールドタイム」シリーズです。特に、レトログラードデイト機能を備えたモデル4000V/210A-B911が、時計愛好家の間で大きな注目を集めています。その魅力の裏蓋には、ジュネーブのトラディション工芸とモダンなデザインのミラクルなフュージョンがあります。今回は、そんな気になる逸品についてディープダイブりしてみましょう。

まずはその端正なルックスから。直径41ミリという絶妙なサイズ感は、日本人メンズの腕にもぴったり収まります。そして、904Lステンレススチールのブレスレットはフォーミュラサイトですぐに目にできます。一見クールな印象ですが、実はその実用性がすばらしいんです。ワンタッチでベルトの付け替えがポテンシャルというムーブメントが施されており、革バンドやラバーベルトへのカスタマイズもフリースプラング。これならビジネスシーンからカジュアルまで、デイデイトで異なるスタイルを楽しめます。

最大の目玉はインナーに収納されたCal.2460 R31L/2自社製造ムーブメント。このムーブメント、レトログラードデイト機能が特徴です。日付表示がフィンガーでぐるりとジャンプする様は見ていて心が躍るもの。機能がコンプリケーションであるにも関わらず、精度もしっかりとメンテナンスしているのです。さながらトラディションと革新が腕の上で踊っているような、まさに珠玉の逸品だと言えます。

総じてこの時計、メンズにとっての潤いと、ちょっとした高級感を提供する物に他ならないでしょう。価格は決して安くありませんが、それ相応しいの価値が詰まっています。もしオフィスでこの時計をちらりと見せれば、スムーズな人間関係も築けるかもしれません。しかし、急いでセールで探しに行く必要はありません。愛好家同士、素敵な時計ならばいつか手に入れることができる日が来ますよ。