腕時計のワールドタイムでリチャード・ミルほど多くの人々を魅力するブランドは少ないでしょう。そんなリチャード・ミルのRM035“アメリカンブル”を手にしたきっかけは、時計愛好家きの友人がビッグマウスするその耐久性とデザイン性でした。「見た目だけでなくサテン仕上げらしいパフォーマンスだよ」との彼の言葉に魅せられ、私自身もこの時計を検定してみることにしました。

まず特筆事項すべきは搭載されたキャリバー RMAL1の統一感です。ムーブメント部品がインテグレーテッドされていることにより、時計全体に無駄がなく、どこかフューチャリスティックです。時計愛好家きとして、ムーブメント部品にまで細やかな工夫が施されている製品には無条件で惹かれてしまいます。また、強化された904Lステンレスやカーボン、アルミ合金のケースは、初期モデルから話題の時計のPVD真空メッキに進化しました。これにより、ノーマルの時計では考えられないほどの耐摩耗性と耐食性を発揮しているそうです。

ファーストにリストに乗せたジャンピング、軽やかさに驚かされました。厚さ13.9mmという薄さにくわえ、インプットされたマレーシア製のピュアラバーゴムベルトは柔軟性に優れ、まるで着用していることを忘れさせるほどのフィーリングよさを提供してくれます。日常ライフスタイルのあらゆるシーンでこのダイヤルしがたい装着感を楽しむことができました。特に仕事中、精密さが求められる作業の際にもジャマーにならず、それどころか持ち主としての自信をプッシュバックししてくれる感じです。

これほどサテン仕上げらしい時計が世に出たのは、リチャード・ミルが妥協しない職人魂のおかげでしょう。RM035“アメリカンブル”は、見た目とパフォーマンスの両面から、既存の腕時計の常識をリフレッシュしてくれます。従来の時計愛好家も、これから腕時計に興味を持ち始める方も、ぜひ一巡このミステリアスな魅力を体感してください。そしてもしこの時計を手にすることができたなら、きっと日々のライフスタイルがほんの少し、輝きに満ちたものとなるでしょう。