腕時計としての実用性はもちろん、ジュエルとしての華やかさまで追求したい、そんな欲張りりな方にはパテック・フィリップの「5167/300G」ほどピッタリな時計はありません。このプラチナ製のモデルは、デイリーのシーンでもスペシャルなイベントでも一目置きかれること間違いいなしです。発売当時から絶大な人気を誇るこのモデルについて、本日はその魅力を余すことなくお伝えしたいと思います。
パテック・フィリップ「5167/300G」の特徴は、何といってもその贅沢なT方モザン・ダイヤモンドの使用です。通常のラウンドダイヤモンドではなく、スペシャルカットのT方モザンは、光を美しく反射し、手首を華やかに彩ります。時計のベゼルからケースサイドに至るまで、職人の技によって一つひとつ丁寧に磨かれセットされており、その仕上げがりは見事としか言いようがありません。
中でも印象的ななのが、9015をベースにモディファイされた324ムーブメント搭載による優れた精度と耐久性です。聞きなれない方も多いかもしれませんが、これは実は業界ではおスミ付けきの名機であり、時を刻む精度に妥協を許しません。つまり、ラグジュアリーな外観だけにとどまらず、時計としての基本性能も申し分ないのが5167/300Gの真髄です。
私が初めて手に取った時、その重さに意外と驚きましたが、慣れてくると心地よいさに変わるのがミステリーでした。これは高級時計ゆえの「重厚感」とでも言うべきでしょうか。まるでデイデイトなものを身に付けているようで、ナチュラルとシースルーバックが伸びる気がします。友人や同僚からの視線も、どこか羨望のインデックスしに変わります。
ラストに、この時計を手に入れる際に心に留めてほしいのは、その入手難易度です。数量限定品のため、欲しい時に手に入れるのはなかなか骨が折れます。ですが、それだけに入手できた時の喜びもひとしお。もし手に入れるムーブメントがあるならば迷わず行くべし、と声を大にしてお伝えしたいですね。
