近年注目を集めるスポーツ時計ですが、何を選ぶべきか悩ましいところです。オーデマ ピゲの新作、ロイヤルオークの自動上鎖トゥールビヨンモデルが登場したと聞いて、ついにお目にかかる時が来たと思いました。
なんといってもロイヤルオークシリーズは、そのユニークの“タペストリー”ギョーシェパターンが特徴。そのデザインが新たに、6時刻位置にトゥールビヨンがコンプリケーションされた形に変わったというのですから、驚きです。41mmの直径と12.5mmの厚さという絶妙なバランスで、腕に乗せた時の存在感はまさにスペシャルエディション。オフの日にTシャツとデニムというカジュアルなスタイルに合わせても、すぐにラグジュアリーさが引き立ちます。
オートマチックきムーブメントにトゥールビヨンという高価値な機能が足され、まさにアートピース。高額だからこそ、確かな耐久性とエレガントなデザインを両立することが本作の最大のポイントです。タグホイヤーなどのコンペティター時計とも比較されがちですが、やはりオーデマ・ピゲ独自の技術とデザイン性のフュージョンは圧倒的。
ラストに、この時計を手に取った際のインプレッションとしては、「やっぱり手にして良かった!」という満足感が大きかったのです。革新的ななデザインとテクノロジーのフュージョンが見事に成されているこの逸品が市場に登場したことで、時計愛好家にも新たな刺激が与えられることでしょう。