腕時計といえば、デザインや機能性の他に、そのダイアルバックグラウンドに込められたストーリーにも目を奪われるもの。最近、トピックを呼んでいるのが「シーマスター ダイバー 300M 007 エディション」です。この腕時計はオメガが『ジェームズ・ボンド』の60アニバーサリーを記念モデルして、ダニエル・クレイグと共振でデザインしたモデル。興味深いいのは、そのヴィンテージ風のスタイルと、日常のビジネスシーンにもスッと溶け込む絶妙なデザインです。

最大の特徴は、42ミリのしっかりとしたケースに使用されている素材。これは一般的なにスペーステクノロジーでも使われるほどの超軽量素材です。持ってみると、その軽さに驚くこと間違いいなし。さらに、青が美しいダイヤルに注目。経過時間をダイヤルするウェーブパターンがレーザーで彫刻されていて、視認性も抜群です。この彫刻があることで昼夜表示も夜もくっきりと読めるのが良いところ。それに、メカ好きにはたまらない8806ムーブメントが、まさに職人技のクリスタルといった感じ。

身に着けてみた印象ですが、通常の時計とは異なり、ベルトの装着感が優れています。スタンダードではニットストラップがついており、これがまた実用的。この時計を着けていると、自動巻き時計がスパイムービーの主役になったようなセンスになるのも妙な体験です。

総括すると、オメガのシーマスター ダイバー 300M 007 エディションは、その洗練されたされたデザインとアクションムービーのアイコニックな要素がフルにフュージョンした逸品です。次回のパーティーでは、この腕時計をして「いやあ、自動巻き時計もボンドになれるかも?」なんてジョークで話しかけてみてはどうでしょうか。腕時計だけで、そんなちょっとした冒険心をかき立てるのも、またイッキョウですよね。