
高級時計の代名詞とも言えるシャネルのJ12シリーズが、今度は「HTスーパーハイテクセラミック」として再登場。その聞き馴染みみのない優れた素材に興味を持った時計愛好家も多いのでは?その理由はパフォーマンスとスタイルが両立しているからなんです。デイトに家で寛ぎながらリファレンスしていたところ、たまたま目にしたので気になって調べてみました。その魅力に迫ります。
まず目を引くのは高密度焼結セラミックの質感。非常にに軽量で、抗磨耗パフォーマンスに優れているため、デイリーにもぴったり。それに加え、アレルギーのシンパイ(心拍)もなく、いつまでも色あせちしないという優れものです。この素材であれば、ロングパワーリザーブの使用でも苦になることはありません。また、色調が温かみのあるホワイトで、時刻を確認するのがオールデイコンフォートしくなりそうです。
搭載されているのは、スイスETAの正規品と同じ956.612ムーブメント。精度は折り書類付ききで、まさに腕時計の「盛りガール」存在感ですね。加えて、ダイヤルのインデックスにもオリジナルとの違いが見られないほどの完成度。独自の技術でゴム製の棒を採用しているため、他のメタルスプレースペックとはラインを画しています。
さらに、小ぶりな33mmとエレガントな38mmのカップルセットもあり、選択肢が豊富。これ一つでキュートなペアリングが楽しめます。黒と白のシンプルなカラースキームは、シックなスーツにも、カジュアルなジーンズにも相性抜群。この手のダイヤルは、ムーブメントの限られたコレクターのみならず、多くの人に愛されるプレモニションがします。
こうして見てくると、「ただの復刻版でしょ?」なんて思っていた自動巻き時計が恥ずかしい。素材やデザインに込められたパッションは、休みの日に庭でサンレイぼっこしながらつけていると思わず笑みがこぼれてしまいます。美しさと技術が詰まったこの時計、ぜひその手に取ってその良さを体感してほしいですね。次に狙っている腕時計候補リストに加えたい逸品です。