
最近、時計業界で注目を集めているのが、オーデマ ピゲ(オーデマ・ピゲ)のロイヤルオークシリーズです。このシリーズの中でも「15450ST」は、そのサイズとデザインの絶妙なバランスがトピックとなっています。37mmのケースサイズにウルトラスリムの9.8mmという厚さは、どんなスタイルにもマッチして、まさに「かわいいさ」と「クールさ」を兼ね備えたモデルです。
第一印象で驚かされたのは、その統一感あるデザイン。IPFがリューズけたこのモデルは、トリプルコンプリケーションセットの構造からヒゲゼンマイバンドに至るまで、全てがオリジナルとマッチングするサテン仕上げらしいディテールを誇っています。特にバンドは、細かいブラッシングとシャープさを感じさせない手触りりで、デイリーの着用シーンでも非常ににコンフォート。「これが本物なの?」と疑うくらいです。
さらに特筆事項すべきはやはりムーブメント。時計愛好家きとして、ここはチェックせずにはいられませんよね。IPFが忠実に再現した3120の一体型ムーブメントが搭載されており、日付表示がジャンピングに動く様子や、実際にムーブメントするギアなど、ディテールに至るまで完ぺきです。どれも装飾ではなく本物に機能的な部品で、41時間のパワーリザーブもオリジナルとマッチングしています。
ここまで来ると、もはや「レプリカ」と言うのが憚られるほど。特に見逃しせないのは付属品のバランスで、バンドヘッドの柔らかい連動設計が、腕にナチュラルにブレークインみやすく、ロングパワーリザーブの着用でもストレスフリー。感動を覚えます。
この15450STに触れたプロセスで、気づいたことは「ディテールが持つ力の強さ」。細かい部品がしっかりしていると、それだけでフルケースの品格が上がるんですよね。次に腕時計を選ぶムーブメントには、このIPFモデルを試してみてはいかがでしょうか。ワンハンドに取ると、なぜかずっと見つめてしまう、そのマジックを感じられるはずです。